病院で「異常なし」と言われたそのめまい、原因は「全身のバランス」にあるかもしれません
「ふわふわして地に足がつかない」 、「急に景色が流れて、吐き気がする」、 「病院で耳も脳も調べたけれど、『どこも悪くない』と言われた」
そんな不安を抱えて、当院には多くのめまいを訴える方が来院されます。
検査で異常が見つからないのは、決して「気のせい」ではありません。
耳や脳といった「パーツ」そのものに故障がなくても、それらをつなぐ「身体のネットワーク」がうまく働いていないだけなのです。
当院では、めまいを単なる首や耳の問題とは捉えません。
姿勢や生活習慣、そして栄養状態までをつなげて考えます。
なぜ、めまいが解決しないのか。
1. 身体は積み木のようなもの。土台が崩れれば「てっぺん」が揺れる
めまいを感じる場所は「頭」ですが、その原因が「足元」や「腰」にあることは珍しくありません。
人間の身体は、骨盤を土台にして、背骨が積み木のように積み重なっています。
もし、立ち仕事や座りっぱなしの習慣で、土台である「骨盤」や腰の骨「腰椎(ようつい)」が左右に傾いたり、ねじれたりしたらどうなるでしょうか?
身体は倒れないように、胸の骨(胸椎)や首の骨(頸椎)を反対側にひねって、必死にバランスを取ろうとします。この「身体のねじれの連鎖」が定着してしまうと、頭は常に不安定な土台の上に乗っている状態になります。これが、病院の検査では写らない「構造上のめまい」の正体です。
2. 首の1番・2番の骨は「バランスの司令塔」
数ある背骨の中でも、当院が重要視しているのが、首のてっぺんにある「頸椎(けいつい)1番・2番」です。
この骨は、重い頭を支えるだけでなく、脳へ行く大切な血管や神経の通り道になっています。また、ここには「今、頭がどの向きにあるか」を脳に伝える精密なセンサーが集中しています。
首の1番・2番の動きが硬くなると、このセンサーが「今は右を向いている」という間違った情報を脳に送ったり、脳への血流がスムーズにいかなくなったりします。
目から入る情報と、首のセンサーが送る情報が食い違うことで、脳がパニックを起こし、めまいとして現れるのです。
3. 「スマホ指」や「腕の疲れ」がめまいを作る?
最近増えているのが、デスクワークなどで指や腕を酷使している方のめまいです。
実は、指先から手首、肘、肩、そして首の筋肉までは、「筋膜」という薄い膜のタイツのようなもので繋がっています。 パソコン作業で指や腕がパンパンに張ると、その突っ張りは「筋膜」を伝わって、最終的に首の骨をグイグイと引っ張ってしまいます。
当院では、首だけを揉むのではなく、指先や腕の緊張を解くことから始めます。指が緩むと、連動して首の力が抜け、視界がパッと明るくなる感覚を持たれる方も少なくありません。
4. 自律神経の乱れと、お腹の中の「膜」の硬さ
「めまいがすると心臓がドキドキする」「不安感が強い」という方は、自律神経が関係しています。
自律神経(交感神経)の通り道は、胸の骨のすぐそばにあります。姿勢が悪く背中が丸まっていると、この神経を常に刺激してしまい、リラックスできなくなります。
また、意外に知られていないのが「内臓の膜」の影響です。 内臓も膜によって背骨に支えられています。食生活やストレスでお腹が硬くなると、その膜が背骨を内側から引っ張り、動きを止めてしまいます。当院が内臓周囲の柔らかさを丁寧に見るのは、内側から背骨を自由に解放し、自律神経を整えるためです。
5. 「低血糖」という、食事からくるめまいの盲点
施術で身体を整えても、どうしてもめまいが繰り返される場合があります。その時、私たちが注目するのが「栄養面」、特に血糖値のコントロールです。
「お腹が空くとフラフラする」「夕方にめまいがひどくなる」 そんな経験はありませんか?
甘いものの摂りすぎや不規則な食事によって、血糖値が急激に下がると、脳はエネルギー不足に陥ります。すると、脳を守るために自律神経が過剰に反応し、冷や汗や強いめまいを引き起こすのです。これは骨格の問題ではなく、身体の中の「化学的なバランス」の問題です。
結びに:バランスを取り戻すということ
めまいは、「これ以上無理をしないで」という、あなたの身体からの切実なメッセージです。
病院の検査で異常がないと言われたのなら、それは「形」の病気ではなく、「機能(働き)」のバランスが崩れている可能性があります。
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足元から頭までの「骨格のねじれ」を整える
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首のセンサー(頸椎1番・2番)を正常にする
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腕や内臓の「膜」のつっぱりを取る
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食事で「脳のエネルギー」を安定させる
これらを一つひとつ丁寧に行っていけば、身体は本来の安定感を取り戻すことができます。
当院にはめまいを抱えて来院され、笑顔になって仕事や趣味など生活を楽しんでいる方々が多くいらっしゃいます。
最初は皆さん不安を抱えて来院されますが、通院される中で変化を感じ、前向きになっていかれます。そんな方々を見るのが私たちの喜びです。
当院が皆様のお役に立てれば幸いです。







