整体で出来ること、腰痛を治すために必要なこと
「腰痛」と言っても様々な原因が重なって痛みが存在しています。
その原因によって、考えることが変わってきますので、その原因を探る必要があります。
痛みは、痛みが出てすぐの急性痛と、痛みが出て時間が経過している慢性痛に分けられます。
・具体的な原因がなく突然、激痛が発生した
・転んだり、ひねったなど急な外力が加わって痛みがでた
・普段、痛みがあるが急に強くなった
以上のような場合、急性痛であることが考えられ、まず第一に考えるべきことは、病院での検査です。
骨折や血管や内臓などが原因で起こっている腰痛がありますので、原因を探る必要があります。
レントゲンやMRIなどでの検査で医師にみれもらうことが重要であると考えています。
病院にいくと長い時間待たされる、診断を受けても薬をもらうだけとおっしゃる方もいらっしゃいます。しかし、腰痛はひとつの症状であってその奥には、重篤な病気が隠れていることもあります。
まずは医療機関にかかり、詳細な検査を受けることをおすすめします。
腰痛と言っても原因はさまざま
腰痛になりやすい人に共通している傾向があります。
・デスクワークなどで同じ姿勢を長時間続けて仕事をしている
・運動不足で、筋力低下がある
・全身の筋肉や関節の柔軟性が低下している
・慢性的な筋肉疲労
・どちらかというと神経質な人で、ストレスを抱え込みやすい人
・水分をあまりとらない
・食事内容が偏っている
上記のような傾向を持っている方は、腰が反り返った状態が続いていたり反対に、猫背になっていたり筋肉疲労が続いたりすることで、関節や椎間板に負担がかかります。
また、ストレスから自律神経系の影響から筋肉が硬くなり、腰痛につながる場合もあります。
身体の柔軟性が低下していたり、同じ姿勢が続くことにより腰に負担がかかると、
椎間板が次第にもとの位置からはみ出してしまい、神経を圧迫します。
これが原因で起こるのが、いわゆる「椎間板ヘルニア」です。
そこまで深刻な症状でなくても、誰しも疲れ切った次の日や久しぶりの運動後には、軽い腰の痛みを覚えることがあるでしょう。
このような軽い腰の痛み、原因がはっきりしていない腰の痛みが、私たちがいわゆる「腰痛」と呼んでいるものなのです。
腰痛が生じたら
腰痛が生じたら、まずは自身で腰痛を改善したいと考える方も多くおられます。
日常的に柔軟体操やストレッチを行うのは素晴らしいことで、是非継続して頂きたいと思います。
ただし、腰痛がない時に「予防」として行うことは重要ですが、
一度腰痛が発生し始めてから、柔軟体操やストレッチで改善を試みても結果として腰痛の症状を強くしてしまうこともあります。
腰痛は発生した段階で、筋肉や筋膜に炎症を起こしている可能性があり、柔軟体操やストレッチで炎症が起きている筋肉や筋膜を動かしてしまうと、更に炎症症状が悪化し痛みを増加させてしまうこともあります。
腰痛にもその段階が存在し、発生した時期にするべきこと炎症を起こし、腰痛の原因となる筋肉や筋膜の損傷部位が回復に向かう段階でするべきこと。
その段階を把握できていないと、悪化させてしまう要因になってしまうので、十分慎重に判断することが求められます。
整体でできること
当院での腰痛対応は保険診療を行いません。
当院での見解としては腰以外の部分に原因があり、その原因を改善しなければ腰痛は改善されないと考えております。
その原因は1つとは限りませんので、全てを語ることは難しいです。
もちろん腰自体を検査・評価して原因を探りますが、結果として腰に負担がかかっていることも多くありますでの、姿勢の評価や腰だけではなく手足の状態も含め全身をみる視点でアプローチしていきます。
ご自身でも気が付かないレベルでの体のゆがみが腰痛を発生させる1つの要因であることが多いのです。
あくまで1つの要因で、さまざまな要因が重なって腰痛が
起こっていると考えられます。